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調査報告


情報連絡員だより


平成26年10月の報告 〜 販売価格上昇、受注増が散見されるも景気回復は不透明 〜


景況天気図 概況
全体
10月
小雨
一部で受注増加、販売価格上昇など好材料も見られるが、原材料、燃料等のコスト増加で収益状況は改善せず、また円安傾向を憂慮。さらに消費増税の悪影響が長期化している様子も窺え、景気回復は不透明感が強い。
製造業


小雨

食料品
曇り

パンは販売価格は上昇するも売上は前年並み、12月からの小麦粉の価格上昇を不安視。菓子は涼しくなり売上は前年並みに推移。製麺は、原材料上昇や卸値の下押し圧力が強く業況は厳しい。酒造は、純米酒・吟醸酒が好調で売上高増加。

繊維・同製品
雨

伊勢崎織物は「群馬県織物宣伝大会」に出展して銘仙に対する消費者の関心の高さは感じられたが、売上には結びつかず。繊維製品は、雑貨類はやや良いが、婦人服製造業の落ち込みが激しく春物の受注増に期待。

窯業・土石製品
雨

生コンの出荷量は、山間部は堅調に推移、県央、東毛、西毛は落ち込む。コンクリートブロックは、値上げで売上高が増加するも原材料等の上昇で収益改善せず。コンクリート製品は、出荷に動きが出始めたが前年水準に届かず。砕石は、販売価格は上昇傾向だが収益状況は好転せず。

機械・金属
薄日

受注減少傾向の中、単発的な受注やコストダウン要請で経営状況は厳しい。加えて円安による原材料、燃料、諸経費の高騰が経営を圧迫。自動車関連は富士重工・ダイハツは好調で、ホンダ・日産は落ち込みが見られる。また建設関連も好調。プラスチック金型も受注が増え売上高増加。

その他
雨

製材は、販売単価が低下し荷動きが悪い中、原料不足の状況。印刷業は、秋需要が伸びず、消費税増税以降、従来になく受注が減少。ゴム製品は、一部で需要増の兆しもみられるが、人員確保に苦慮。紙加工品は、自動車・食品関連以外の一般品は消費増税の影響で厳しい状況が続く。
非製造業


小雨

卸売業
小雨

消費増税の影響による売上低迷が顕著で円安傾向を憂慮。酒卸売は取引先である一般酒店が大手スーパー等と競争が激化するなど経営環境悪化。農産物卸は、野菜類の供給が順調になり販売価格が低下し、前月比やや売上減少。水産物卸は、売上低迷の中、年末商戦に期待。

小売業
小雨

家電小売は、4Kテレビ等の登場で全体的に値上り傾向にあるが売上増加には至らず。中古車オークションは、成約は安定しており収益状況は良好。ガソリン小売は、販売価格は前年並みだが、需要減少が続き売上減少。商店街は秋のイベントが台風の影響を受け、秋物の売れ行きも低調。生花小売は、ハロウィン等による大きな需要増は見られず。

サービス業
薄日

温泉旅館は、紅葉時期で平日の入込、団体客が増加傾向。不動産取引業は、吾妻地域は北軽井沢エリアでは別荘を中心に取引は良好、また、公共事業も動き始め経済活性化を期待。建物設計業は、定期点検業務、耐震補強設計監理業務、大型設計業務の受注増で契約金額は前年比大幅増の見込み。

建設業
小雨

建築工事は人手不足が深刻な状況。電気工事業は、受注増加の中、人手不足で仕事のやり繰りに苦慮、年末にむけてLED化の工事も出始めている。塗装工事業は、人手不足に伴う工事の遅れや未着工が発生し収益状況が悪化。鉄構業は、県内の物件も少し増加してきた様子。

運輸業
薄日

野菜は露地ものが増加し、食品・建設・自動車関連が好調で一部に運転手不足が散見されるが、全体的に荷動きは低調。軽油価格は僅かに低下したが高止まりが続く。小口輸送は、家電関係のチャーターが増加、自動車部品関連はやや好調、一方、食料品は動きが鈍い。

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