景況天気図 |
概況 |
全体 |
6月 |
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景気回復への期待感はあるものの実感は乏しく、先行き不透明な状況を脱していない。また、コスト上昇が企業収益を悪化させている中、特に燃料の高騰が輸送コストの負担感を招いている。 |
製造業
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食料品
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パン・菓子は消費増税に伴う売上の落ち込みは見られず昨年並みに推移。製麺は、天候不順の影響やPB商品に押され、依然、消費低迷基調が続く。酒造は、吟醸酒等の特定名称酒が好調。 |
繊維・同製品
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婦人服地は秋冬用の生産が順調に推移。輸出向けは引き続き低調。和装織物は浴衣関連の売上増を期待。伊勢崎織物は、東京の「ぐんまちゃん家」で伊勢崎銘仙展示会を開催し来場者は昨年並み。繊維製品は、デパートの売上不振でアパレルメーカーは減産態勢。 |
窯業・土石製品
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生コンの出荷量は、渋川地区や利根地区は伸びたものの、大型物件の減少で全体的には前年を下回る。コンクリートブロックは、燃料価格の値上りで運送コストが負担増、製品価格は上昇気味で推移。コンクリート製品は、昨年より工事発注量が少なく売上減少。砕石は、一部地域で売上増加傾向も見られるが、全体的に減少傾向、輸送力の確保が課題。 |
機械・金属
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景気の回復感はなく積極的な設備投資もみられない。加えて燃料・電気料金の値上げで経営は厳しい。富士重工関連は、依然、高操業が続くが、一部車種の海外生産移転に伴い、関連企業は大幅な売上減。電機は、季節商品が増産傾向で人員募集しても求職者が少なく人手不足の状況。 |
その他
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製材は、販売単価が下落し荷動きも悪い中、電気代等のコスト増に苦慮。紙加工品は、東毛地区の自動車関連や住宅関連が好調だが、回復基調とは言えず、燃料の価格上昇も懸念。印刷業は、大量印刷は減少傾向、少量多品種は増加傾向。富岡世界遺産関連の印刷物の受注増に期待感。ゴム製品は、一部に生産の国内回帰がみられ、今後の受注増に期待。 |
非製造業
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卸売業
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高崎卸団地は、新展示場「ビッグキューブ」の視察対応で多忙、ゲリラ豪雨で事業所浸水等の被害発生。太田卸団地は、全体的に仕入単価が上昇し値上げの環境が整いつつある。農産物卸は、2月の雪害でハウスを使わない露地栽培に変更した生産者が散見される中、出荷は昨年並み。 |
小売業
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家電小売は、売上回復への期待感はあるが実感は乏しい。中古車オークションは、低迷時期となり出品台数の確保が困難。ガソリン小売は、仕入価格が上昇し小売価格への転嫁不足で収益圧迫。商店街は、天候不順で季節商品の売上不振。生花小売は、父の日ギフト等でヒマワリが人気。 |
サービス業
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温泉旅館は、入込にホテル間格差が見られる。不動産は、高崎駅前のマンションは建設途中で完売するなど取引良好。建物設計業は、平成26年度の設計監理業務の需要は一定水準確保される見通し。 |
建設業
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総合工事業は、設計労務単価の上昇や建設業法等の改正もあり環境改善に期待。電気工事業は、明るい兆しは一部の工事店に止まっている。塗装工事業は、民間工事が増加傾向だが人手不足のため売上は昨年並み。鉄構は、仕事量は多く高稼働率で推移。 |
運輸業
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自動車部品関連や資材関連の荷動き減少。週末には一部で空車も散見。野菜は、高原キャベツの出荷増加。また、軽油価格の急騰で収益が悪化も、運賃値上げ要求もなかなか受け入れられない。小口輸送は、自動車部品関連は好調、建材関連は若干増加だが、食料品関連は大きく減少。 |