景況天気図 |
概況 |
全体 |
5月 |
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消費増税前の駆け込み需要の反動減は和らぎ始めたものの、販売単価の下落や原材料等の高騰による収益の悪化傾向が続き、回復感は乏しい状況。 |
製造業
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食料品
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パンの売上は昨年並みに推移し、夏に向けた新商品づくりが活発。菓子は、富岡製糸場の来場者増加に伴い市内の店舗は売上増。製麺は、消費増税後の荷動きは企業間でバラツキがある中、依然、全体として低調。酒造は、普通酒が大幅に減少、一方、吟醸酒等の特定名称酒は好調。 |
繊維・同製品
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婦人服地は秋冬用の受注は順調。輸出向けは低調。和装織物は浴衣関連の出荷で多忙。伊勢崎織物は小口商い中心。繊維製品は、消費増税後は受注が減少し工賃も低下傾向。ニットは百貨店を中心に売れ行きが落ち込み、秋冬物の受注量が減少。 |
窯業・土石製品
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生コンは、県央部は官公需・民需に支えられ堅調、山間部は官公需が増加。コンクリートブロックは、大雪被害による修復工事の需要が8月頃まで続く見込み。コンクリート製品は、昨年に比べると忙しさが感じられない。砕石は、軽油価格の上昇により収益減少。 |
機械・金属
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自動車関連部品は受注が減少し収益状況悪化。機械・工具関連では売上は増加するも値引き要請が強く利益率は悪化傾向。東毛地域では、富士重工の生産台数増加に伴い、関連企業は売上増だが収益は悪化。電機は、業務用製品では、消費増税による売上の落ち込みは見られない。 |
その他
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製材は、販売単価が下落傾向で荷動きも悪い。紙加工品は、消費増税による落ち込みは少ないものの回復感は乏しい。印刷業は、企業規模を縮小する動きがみられ、外注への依存率も高まっている。ゴム製品は、自社製品を持たない下請企業の業況は厳しい。 |
非製造業
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卸売業
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医療機器卸が安定成長、タイヤ卸は、反動減から持ち直したものの、小型車の販売台数増加で販売単価は下降。酒・飲料水卸は、小規模の小売店・飲食店向けが悪化。農産物卸は、消費増税による落ち込みは回復し昨年並みに推移。水産物卸は、暑さに伴い鮮魚の落ち込みを不安視。 |
小売業
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家電小売は、消費増税に伴う売上の落ち込みは回復の兆し。中古車オークションは、出品状況は良好だが成約状況はやや低下傾向。ガソリン小売は、仕入価格上昇で収益を圧迫。商店街は、夏日が続き、夏物需要が高まった。生花小売は、母の日等で月前半は活況、後半は落ち込む。 |
サービス業
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温泉旅館は、地域間格差が見られる。不動産は、ソーラーパネルの設置用地の需要低下が散見される。建物設計業は、公立学校施設の耐震化に伴い、耐震診断・耐震改修設計業務の集中が予想される。 |
建設業
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総合工事業は、工事量は前年並みだが、一部では受注確保が困難な状況。電気工事業は、下旬から夏日が続きエアコンの設置工事増加。塗装工事業は、公共工事の減少と雪害関係の工事が落ち着き、値引きによる受注獲得が散見される。鉄構は、人手不足と外注先の確保がやや困難な状況。 |
運輸業
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全体的に荷動きは低調で、一部、帰り荷の手配が困難な様子。雪害の影響でハウス栽培の野菜が昨年比大幅に減少、自動車部品の減少も散見、倉庫は夏用飲料水の備蓄で満杯。軽油価格の高騰が続く中、運賃値上げ要請の受け入れも散見。小口輸送は、食品関係、自動車部品関係が好調。 |