景況天気図 |
概況 |
全体 |
1月 |
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食料品、家電小売、温泉旅館などで消費の回復や建設関連等で販売価格の改善の動きも見られるが、全体的には、依然低迷が続く。繊維では原材料の高騰等に伴う事業収益の悪化により倒産や事業縮小が発生している。 |
製造業
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食料品
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パンはインフルエンザの多発で給食数が減少し売上減少。菓子は昨年末より少しずつ客足が増加。製麺は、大手との競争激化の中、年末からの動きは生・乾麺とも若干好転。純米酒・吟醸酒の売上は好調を維持。 |
繊維・同製品
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織物業は梅春用の出荷は小ロット、短納期要求が強まる。輸出向けは円安傾向に期待。和装織物は成人式、七五三向けが一段落。伊勢崎織物は小口商いが中心で依然低調。ニットは、売上高が緩やかに上昇傾向だが収益改善効果は期待薄。繊維製品では倒産や事業縮小、吸収合併が発生。 |
窯業・土石製品
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生コンは、利根・吾妻地域は依然厳しい状況だが、他地域の出荷量は前年比増。コンクリートブロックは、3月までは売上増加が見込める様子だが弱含み。コンクリート製品は、公共工事の増加で景況感は良い。砕石は、全体的に販売価格が上昇、売上高・収益は好転。 |
機械・金属
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企業による繁閑の差が大きく、雇用人員の増減にもバラツキが見られる。自動車関連、建設関連、遊具製造業は繁忙。富士重工は新型車レヴォークの先行受注が堅調。電機関連は在庫調整を考慮し生産は抑え目だが、一部で好調の兆し。金型は、昨年並みに推移する中、企業間格差も散見。 |
その他
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製材は、販売単価は上昇したが、原材料不足と凍結で設備操業度が落ち込み納品遅れが発生。紙加工品は、年明け後動きが鈍る中、段ボールシートの値上げ交渉が始まる。印刷業は、設備稼働率が低下する中、原材料の上昇分の転嫁に苦慮。ゴム製品は、受注増で人材不足も散見。 |
非製造業
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卸売業
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卸売業は、機械器具が駆け込み需要でやや好転、農薬混入事件の影響で冷凍食品は取引不調。農産物卸は、正月明けの売上が伸び悩み低調に推移。水産物卸は、年末年始で鮮魚の需要は増加したが反動減を不安視。 |
小売業
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家電小売店は、白物家電の動きが良い。中古車オークションは、需要期に入り取引量は増加。燃料小売は、灯油需要の落ち込みが目立つ。生花小売は、燃料費高騰で卸値が上昇。商店街は、客足が鈍く初売りも低調。 |
サービス業
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温泉旅館は、年始の入込は良かったがひと月の売上は昨年並みに終止。不動産取引は、吾妻地域では高齢者化が進み、デイサービス施設向け物件やソーラーパネル設置用地に動きが見られる。自動車整備は、新車販売の大幅な増加の影響で継続車検件数が減少。 |
建設業
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総合工事業は、事業量は多いが人件費、資材価格の高騰で利益が出ない状況、今後更なる悪化に伴い工期遅延等の発生を危惧。塗装工事業と電気工事業は、前月に続き工事量は多く人手不足の状況。鉄構業は、稼働率100%で適正価格へ値戻しの動きあり。 |
運輸業
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荷動きは若干回復傾向。中でも自動車・機械関係が増加。水物は順調、野菜は最盛期に比べて8割程度に落ち込む。倉庫の空きは少ない。また運賃アップの交渉が若干認められるケースが散見。小口輸送は、自動車部品関係は若干増加、一方食料品関係は減少し、全体的には売上高減少。取扱件数は増加しているが単価が下落。軽油価格の高止まり傾向は続く。 |