景況天気図 |
概況 |
全体 |
11月 |
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自動車・建設関連は回復基調で受注に増加傾向が見られるものの、原材料不足や人手不足が散見される。全体として、依然、売上低迷の中、原材料の値上げに伴う収益悪化に苦しむ業種もみられ、年末需要に期待。 |
製造業
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食料品
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パンは値上げを行うも売上は昨年並みに推移。製麺は、冷凍麺・袋麺・カップ麺に押され苦戦、小麦粉の値上げ分の転嫁が課題。酒造は、純米酒・吟醸酒等の特定名称酒が好調だが一般普通酒の売上は大幅減。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、来年の梅春用の生産が本格化し例年並み、一方、輸出は低調に推移。和装関係はデパート等の高級呉服の販売に期待感。伊勢崎織物は、京都で開催の展示会は低調。繊維製品は、店頭販売の低迷で在庫増、春物も出遅れの状況。ニットは秋物が好調で、例年より生産期間が延長するも売上は上昇せず。 |
窯業・土石製品
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生コンは、対前年比10.1%増、下期の出荷量の伸びも期待。コンクリートブロックは、横ばいの状況で年明け上向くと予想。コンクリート製品は、原材料の骨材が品薄状況で生産に支障あり。砕石は、販売価格が横ばいであるが、一部の地域で上昇傾向にあり売上も増加傾向。 |
機械・金属
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建設業関連、富士重工関連は堅調に推移。富士重工関連は、操業度が上昇し人員不足の声もある。また、技術者の高齢化と若手社員不足対策が急務。プラスチック金型は、受注の狭間で売上が落ち込むも月末に回復。鍍金は回復基調の中、二極化傾向が進む。 |
その他
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製材は、原料不足による操業度低下の中、売上も伸び悩む。紙加工品は、自動車関連以外の一般品にも明るい兆しがみられる。印刷業は、年末に向けての受注は活溌だが、原材料価格の値上りで収益確保が困難。ゴム製品は、受注低迷が続く中、一部で僅かに好転の兆しあり。 |
非製造業
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卸売業
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卸売業は、売上低迷が続く中、消費税増税分の転嫁を懸念。太田卸団地は、酒類飲料が業務用ビールの納入価格の見直しで収益悪化。ソフトウェア販売は収益好転。農産物卸は昨年並みに推移。水産物卸は、売上が減少傾向で厳しい状況が続く中、年末商戦による売上増加を期待。 |
小売業
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家電小売店は、好転の兆しの中、価格競争が激化。中古車オークションは、売上・収益ともに良く需要期に向け更に期待。生花小売は、端境期で年末需要の準備。商店街は、暖冬で客足は戻るも、冬物販売が低調。 |
サービス業
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温泉旅館は、団体客の縮小・減少傾向で売上は悪化傾向。不動産取引は、太田市内の賃貸店舗は出入りが激しく入居者が安定しない様子で、築年数の経過したアパートの入居率も悪い。設計業は、売上は増加傾向だが、春以降の建設需要の後退を懸念。 |
建設業
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総合工事業は、公共工事が増加傾向の中、下請単価や材料費は上昇傾向。塗装工事業は、消費税増税前の駆け込みによる改修工事が増加傾向だが人手不足で進捗状況は悪く、資金繰りも悪化。鉄構業は、10月に引き続き高水準の稼働率で推移する中、適正価格への値戻しに期待。 |
運輸業
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荷動きは若干回復傾向。自動車関連・建材輸送は堅調で、野菜は平年並みに推移、倉庫の空きは少ない。また、車両不足やドライバー不足が散見。小口輸送は、食料品に若干動きがみられたものの件数は昨年並みで売上減少。軽油価格は高止まり傾向が続いている。 |