景況天気図 |
概況 |
全体 |
10月 |
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大型台風の影響で商店街や温泉旅館では客足が遠のき売上減少、野菜類や生花が高値推移。消費税増税を控え、駆け込み需要が見られる一方で、消費の冷え込みや適正転嫁実施に向けた不安感も増し始めている。 |
製造業
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食料品
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パンは値上げが見られる中、売上は昨年並みに推移。製麺は、生麺が大手メーカーやPB商品等との価格競争が厳しく、乾麺は消費停滞の影響を受け売上悪化。酒造は、純米酒・吟醸酒等の特定名称酒が好調。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、来年の梅春用の受注が堅調に推移。輸出は中国向けに多少引き合いが見られる。和装関係は昨年並みに推移。伊勢崎織物は、小口商いが中心で、服飾工芸品は安定推移。繊維製品は、加工賃が下落し、原料価格は上昇傾向で収益悪化。ニットは秋物が好調で、特に高級品の動きが良いが、消費税増税による消費の冷え込みを懸念。 |
窯業・土石製品
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生コンは、全県域で出荷量の伸びが鈍化傾向。コンクリートブロックは、台風などの天候不順で稼働日数が低下し出荷量が伸び悩み。コンクリート製品は、公共事業の発注が遅れ気味で受注が停滞。砕石は、販売価格が変わらぬ中、東毛・渋川・吾妻地域は売上増加、西毛地域は減少傾向。 |
機械・金属
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業種間、企業間の格差が目立ち、自動車関連以外は改善が進んでいない様子。富士重工関連は引き続き好調だが、一部、販売価格低下に伴う収益悪化が散見。鍍金は生産量が増加傾向だが収益状況は好転せず。 |
その他
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製材は、荷動き・単価ともに良いが、コスト上昇で収益好転せず。紙加工品は、東毛地区の一部の自動車関連は好調だが一般品の回復感は乏しい。印刷業は、年末に向けて競争激化を不安視、紙市況は高止まりの状況。ゴム製品は、受注低迷が続く中、価格も好転せず厳しい状況が続く。 |
非製造業
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卸売業
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卸売業は、売上低迷が続く中、消費税増税に伴う適正転嫁並びに売上の落ち込みを不安視。太田卸団地は、機械器具卸売業が富士重工の業績好調により好転。農産物卸は、台風の影響で野菜類が高値推移。水産物卸は、売上減少が続き、正月商品による売上増加を期待。 |
小売業
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家電小売店は、景況はやや好転。中古車オークションは、消費税増税前の駆け込みもあり、成約率は好調だがタマ不足の状態。生花小売は、秋の婚礼需要は順調だが、台風の影響で品薄による高値推移となり収益状況は若干悪化。商店街は、台風の影響で客足が少なく売上低迷。 |
サービス業
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温泉旅館は、台風の影響でキャンセルが増え売上減、景気回復による企業の忘年会需要の増加に期待。不動産取引は、高崎駅前周辺のマンション販売が好調。一戸建ての販売は郊外化が進み価格低下傾向。設計業は、耐震改修の促進に関する法改正に伴う耐震診断の問い合わせが増加。 |
建設業
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総合工事業は、公共工事は増加しているが、一部で入札不調が発生。塗装工事業は、消費税増税前の駆け込みとみられる改修工事が増加傾向。鉄構業は、高水準の稼働率で推移する中、適正価格への値戻しに期待。 |
運輸業
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自動車部品・建設資材関係の荷動きは良いが、長距離運送の減少に伴い売上減。また、繁閑の差が激しいため車両手配に苦慮。小口輸送は、自動車部品・食料品に若干動きがみられたものの売上減少。軽油価格は依然高止まり傾向で収益悪化。 |