景況天気図 |
概況 |
全体 |
9月 |
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大企業にみられる好況感が中小企業へ波及している実感は乏しく、年末に向かって原材料等の値上げを懸念。建設関連は公共工事の増加や消費税増税前の駆け込み需要により好転。温泉旅館も3連休が続き売上高増加。 |
製造業
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食料品
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パンは値上げの影響で売上低下。菓子はお彼岸などで売れ行き好調。製麺は生麺・乾麺とも売れ行きは平年並み。パン、菓子、製麺ともに10月からの小麦粉の値上げを懸念。酒造は全体的に昨年より売上増加。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、来年の梅春用の発注が遅れ気味。和装関係は、台風の影響もあり展示・販売会の出足が低調。伊勢崎織物は、小口商いが中心、一部で生産調整、都内で開催した伝統的工芸品展は低調。繊維製品は、全般的に秋物の生産が増加。ニットも秋冬物の生産で繁忙。 |
窯業・土石製品
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生コンは、東毛地域で民需により売上は高い伸び、他地域でも官公需による伸びを示す。コンクリートブロックは、売上の落ち込みが持ち直した。コンクリート製品は、発注が出始め売上増加。砕石は、東毛・吾妻地域は売上増加、西毛・沼田地域は減少傾向。 |
機械・金属
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景況感に大きな変化は見られず、燃料、副資材の値上がりは止まらない。受注量が増加する企業も散見されるが短期的なものに留まっている模様。富士重工関連は引き続き好調が続くが、販売価格下落、人件費増加により収益状況は悪化傾向で二次・三次下請は依然厳しい状況。プラスチック金型は、稼働状況は昨年並みに推移。 |
その他
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製材は、製品価格の上昇以上に仕入れ価格が上昇し収益が伸び悩む。紙加工品は、自動車関連は好調だが一般品の回復感は乏しく、原材料値上げに苦慮。印刷業は、受注は下降傾向で原材料上昇に伴い採算割れの状況、秋需要へ期待。ゴム製品は、受注価格、数量は好転せず低迷が続く。 |
非製造業
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卸売業
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高崎卸団地では、売上低迷が続く中、団地周辺に新たに大手小売店など5店舗の出店計画があり、一段と商店街化が進む模様。太田卸団地は、建築関連が消費税増税前の駆け込み需要のため売上・収益ともに増加。農産物卸は、夏場の酷暑や台風の影響により野菜が供給不足となり高値推移。水産物卸は、売上は減少傾向で厳しい状況が続いている。 |
小売業
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家電小売店は、猛暑の影響で冷蔵庫・エアコンの好調が続く。中古車オークションは、成約状況は順調だがタマ不足の状態。生花小売は、お彼岸等で売上増を期待したが昨年並みに推移。商店街は、天候悪化や残暑に加え、3連休が2週も続き商店街への客足が少なく低調。 |
サービス業
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温泉旅館は、3連休が続いたことで売上増。不動産は、消費税増税を控え住宅を建築する顧客が目立つ。地価は下げ止まる気配なく底値が見えない状況、アパートなど賃貸居住用物件はワンルームが健闘。 |
建設業
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総合工事業は、緊急経済対策の実施による公共工事が増加し業況の改善が進む。塗装工事業は、消費税増税前の駆け込み案件が多く工事量が増加傾向。鉄構業は、全体的に高水準の稼働率で推移し、適正価格への値戻しの兆しもみられる。 |
運輸業
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野菜は暑さや台風の影響で不作のため荷動き減少、自動車関連は軽自動車が好調な上、消費税増税前の特需で増加。小口輸送は、自動車部品関連が若干増加、一方、食料品、建設関連は減少し、全体的に月後半に荷動きが偏り、件数・売上高は減少。軽油価格は依然高止まり。 |