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調査報告


情報連絡員だより


平成25年8月の報告 〜 猛暑で明暗、コスト増で先行き依然不透明 〜


景況天気図 概況
全体
8月
曇り
記録的な猛暑となりエアコンの販売等暑さ対策商品は好調であったが、全体的には、昨年並みの売上に対し原材料等のコスト増で収益悪化の様子が窺え、先行き不透明感が拭えない。
製造業


曇り

食料品
雨

パンは販売価格上昇の影響で売上は減少し収益悪化、小麦粉の更なる値上予定を不安視。菓子は昨年並みに推移する中、富士重工の車を模った商品が好調。製麺は、猛暑の影響で売上増を期待したが、例年並みの売上に止まる。純米酒は好調を維持しているが、全般的に売上減少。

繊維・同製品
小雨

婦人服地は、端境期のため低調。輸出は中国向けで引き合い微増。和装関係は、ゆかた帯が当初見込みより減。伊勢崎織物は、小口商い・補充買いが中心、都内で開催の伝統的工芸品展は低調。繊維製品は、原材料・光熱費が上昇する一方で加工賃は下落。ニットは秋冬物が最盛期。

窯業・土石製品
晴れ

生コンは、沼田地域は依然厳しい中、全体的な出荷量は対前年比増加。コンクリートブロックは、猛暑と盆休みで現場作業が停滞。コンクリート製品は、補正予算関連の受注をこなす。砕石は、西毛・沼田以外の地域では売上増加で在庫も減少、燃料の高止まりとダンプカー不足に苦慮。

機械・金属
曇り

海外生産もしくは海外調達の割合の増加傾向がみられる中、国内に留まる中小企業は益々先行きを不安視。また、電気料金・原材料・燃料費等の値上げ基調が続く。長期休暇で操業日数が少ないため全体的に多忙感はあるが企業間格差も散見。プラスチック金型は、稼働状況は良く9月まで続く気配。

その他
雨

製材は、昨年比、販売価格は上昇するも売上は横ばい。紙加工品は、盆休み明けも低調に推移、年末に向けた原材料上昇を懸念。印刷業は、紙市況は値上げ基調で昨年比20〜30%受注減で固定費の削減努力を行う中、人件費負担に苦慮。ゴム製品は、低操業が続き夏季休暇が長期化。
非製造業


小雨

卸売業
曇り

高崎卸団地では、内定辞退など採用難が散見。太田卸団地は、ネジ・器具工具等は売上高増加、タイヤ関連は低価格指向等で収益悪化、トラック販売は修理や部品交換等の需要増加。記録的な猛暑の影響で、農産物卸は、蔬菜・果実とも高値推移、水産物卸は、生鮮品の売上が低迷。

小売業
小雨

家電小売店は、大型冷蔵庫・エアコンの好調が続く。ガソリン小売は販売好調だが、仕入価格の高止まりで収益は改善されず。商店街は、猛暑の影響で客足は少なく低調。生花小売は、お盆時期の需要減少で販売価格も低下傾向。中古車オークションは中旬より活況で収益状況好転。

サービス業
薄日

温泉旅館は、入込は昨年並に推移。不動産は、買い手市場で人気地区でも地価が上昇しづらく、賃貸家賃は低下傾向が強まっている。建築設計業は、住宅建設の駆け込み需要を期待するが先行き不透明感がただよう。

建設業
曇り

総合工事業は、公共事業費の増加により売上高は上昇傾向にあるものの、資材や労賃などの経費の上昇で営業利益は横ばいの状況。塗装工事業は、売上減少、材料費上昇の中、営業力の違いによる企業間格差がみられる。鉄構業は、全体的に仕事量は増加しているが販売価格の改善は進展せず。

運輸業
小雨

軽油価格は引き続き値上がり傾向。自動車部品・建材・飲料・野菜・機械関係が堅調に推移。富士重工や日野自動車の増産に伴う荷動きがみられる。小口輸送は、精密機械用部品・食料品に動きがみられ、遠方輸送のため若干売上高増加。

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