景況天気図 |
概況 |
全体 |
4月 |
|
|
多くの業種で円安の影響等によるコストアップに苦慮している状況。ゴールデンウィーク前半の旅館温泉の入込は良好。一方、寒暖の差が激しい月となり、小売業や食料品では売上を大きく左右された。また、富士重工関連企業は引き続き好調で不動産取引への波及も見られる。
|
製造業
|
食料品
|
パンの売上は昨年並み。7月からの小麦粉の値上げに伴いパンの値上げは不可避で売上減を懸念。菓子の売上は昨年並み。製麺は、寒暖差が激しい影響で売れ行きは低迷。酒造は、全体的に売上減少。 |
繊維・同製品
|
婦人服地は秋冬用の発注に遅れ。輸出向けは、欧州向け商品に動きがあるが中国向けは不振。和装関係は、ゆかた関連の受注が活発化。伊勢崎織物は、円安で原材高となり利益率が低下。繊維製品は、円安のため国内工場へ発注が増加。ニットは、円安の影響で受注が鈍い状況。
|
窯業・土石製品
|
生コンは、全体的には微増で推移。コンクリートブロックは、春期需要と住宅着工数の増加に伴い出荷数・売上高増加。砕石は、売上・収益が増加し好転の兆しが見られる地域と、西毛・沼田地域などの収益悪化地域の二極化傾向。また、ダンプカーが不足している状況も散見される。 |
機械・金属
|
自動車関連は堅調を維持し、富士重工業は北米の好調で、関連企業は売上・操業率アップするも、販売価格の低下により収益状況は好転せず。電機関連企業は前月比好転するも、円安による材料費増加と依然、国内空洞化を不安視。プラスチック金型は、増加傾向で今後も増産を期待。 |
その他
|
製材は、増えていた受注数が平年並みに戻った。紙加工品は、前月比若干好転が見られるが、売上は前年比5%程度マイナス。印刷業は、年度替りの受注はやや低調の中、チラシの受注は増加傾向であるが、紙の値上げで収益は悪化の様子。 |
非製造業
|
卸売業
|
卸売業は、需要の停滞が続く中、事業の縮小・転換を迫られている状況。太田卸団地は、機械器具は自動車業界の活況で売上高・収益増加。制御機器・工作機械は、ものづくり補助金による設備投資の受注増を期待。農産物卸は、円安の影響で輸入食品の価格が上昇。水産物卸は、前年比4.5%の売上減少で厳しい状況が続く。
|
小売業
|
中古車オークションは、出品台数が好調に推移する中、成約率はやや低下。ガソリン小売は、仕入価格及び販売価格は値下りとなったが需要低迷傾向が続く。商店街は、寒暖の差が激しく季節商品の売上が大きく左右された。生花小売店は、円安により輸入品が減少し品揃えに苦慮。 |
サービス業
|
各温泉旅館は、ゴールデンウィーク時期の入込は良好。不動産は、太田地域において、富士重工の影響も受け住宅の取引増加。建物設計業は、行政から耐震診断業務や耐震改修業務の受託増加が見込まれる。 |
建設業
|
総合工事業は、公共工事の発注も少しずつ出始め労務単価も上昇。電気工事業は、街路灯の完全LED化等の公共工事に期待。塗装工事業は、年度末の工事が一段落、新築工事では建築業者と価格交渉で苦慮。鉄構は、先行きの見通しに明るさがみられるものの、景気の中弛みを感じる。
|
運輸業
|
連休前は若干の繁忙感があり、長距離輸送で車両不足も散見。自動車部品、野菜の輸送は順調、飲料水の荷動きも見られた。また、軽油価格は高止まりで収益状況は非常に厳しい。小口輸送は、荷動き低調の中、食料品と事務機器等の輸送依頼が増加し、売上・件数ともに昨年比増加。
|