景況天気図 |
概況 |
全体 |
2月 |
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アベノミクスにより景況感は高まっているが実需がともなっていない状況が続いている。円安等による輸入原料等の調達コストが上昇し収益を圧迫している状況もみられ、先行き不透明な状況が続いている。
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製造業
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食料品
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パンは例年並みの売上の中、原材料等の価格上昇を懸念。菓子は来客数が減少するも昨年並みの売上。製麺は、価格競争が厳しいため小麦粉の値上げ分を価格転嫁できず。酒造は一般普通酒以外は順調な売上げ。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、梅春物は順調に推移。和装関係は、展示会が概ね好評で販売会に期待大。伊勢崎織物は小口商いで委託販売が主流。繊維製品は、冬物バーゲンが続き、春物・夏物商品の出荷が遅れ気味。繊維関連企業は円安による原料高を懸念。
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窯業・土石製品
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生コンは、今月は売上に落ち込みが見られた。今後、公共事業費の増加による出荷増を期待。コンクリートブロックは、天候悪化の影響もあり売上は横ばい。砕石は、公共工事の発注が順調な地域もあるが、全体的には、売上・収益ともに悪化傾向で在庫数量は増加傾向。 |
機械・金属
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燃料代等の値上りで収益状況は厳しく、取引先の海外移転が進み先行き懸念。自動車関連は少し仕事が増えるも企業間格差あり。富士重工関連は依然好調が続くが先行き懸念。電機関連は3月の在庫調整による生産減少。プラスチック金型は、稼働状況は好調だが、昨年比では売上減少。 |
その他
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製材は為替変動による値上げを不安視し発注数が増加傾向。紙加工品は先月に続き景気の冷え込みを強く感じる。印刷業は、例年受注が落ち込む時期だが、官公庁・学校関係の一部で若干受注増。原材料は値上がり傾向で経営を圧迫。また県外業者との競争激化。 |
非製造業
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卸売業
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太田卸団地は、機械器具がやや好転、食品関係は値引き要求が厳しく収益悪化、繊維・衣類は売上がやや増加傾向だが収益は変わらず。農産物卸は、気温低下の影響で野菜や苺の価格が高騰。輸入果実が若干値上がり。水産物卸は、売上減少傾向で、歓送迎会等に伴う売上増を期待。 |
小売業
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中古車オークションは、出品台数は順調に推移し成約率も大幅向上で安定。ガソリン小売は、先月に引き続き仕入価格の上昇に伴って販売価格が5〜6円上昇し売上増。商店街は、寒い日が続き売上は低迷、また天候不順のため春物商戦への移行にも苦慮。 |
サービス業
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四万温泉は、大手旅館の入込が昨年比増。伊香保温泉は先月同様苦戦。草津温泉は、スキー客も徐々に戻りつつあり昨年より入込増。不動産は、土地価格の低い郊外エリアにおいて新築戸建住宅の取引が活発。ビルメンは、来年度の官公庁物件の受注額の下落傾向に歯止めがきかず。 |
建設業
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総合工事業は、来年度の県の公共事業費が昨年比1.5倍増の見込みで、発注時期の平準化等発注側の配慮に期待。電気工事業は、住宅の着工率が上昇傾向にあるものの収益増加につながらず。塗装工事業は、小規模工事が増加傾向。鉄構は、繁忙の状況が続き若干価格改善がみられる。
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運輸業
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車両不足の日もあるが全体的に荷動きは低調に推移。機械設備関連会社は多少動きが出てきたが、野菜は不作のため荷動きが少ない。また、軽油価格は大幅値上げとなり厳しい状況。小口輸送は、コンビニ等の店舗用什器の遠方輸送が急増し、売上・件数ともに増加。
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