景況天気図 |
概況 |
全体 |
10月 |
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全体的には景気の冷え込みによる悪化傾向が続き、特に製造業で強く表れている。また、中国・韓国との関係悪化に伴った資材の納期遅れや受注量の減少が目立つ。収益悪化の中、金融円滑法終了後を憂慮。
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製造業
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食料品
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涼しくなりパンは昨年並みの売上に回復。菓子は昨年並みに推移。製麺は即席麺の販売好調等の要因で、比較的良かった乾麺も落ち込み、生麺・乾麺ともに動きが鈍化。酒造は、全体的に売上減少。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、梅春ものの引き合いが活発。輸出向けは依然厳しい状況。伊勢崎織物は、伝統的工芸品関連行事等に出展し例年並みの売上。繊維製品は、中国・韓国からの輸入生地等の納期遅れで生産に支障が発生。 |
窯業・土石製品
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生コンは、官民需ともに順調に推移し大幅増だが先行き不透明の状況。コンクリートブロックは昨年並みに推移。一部で、売上低下を補完すべく、多角化を目指す動きも散見。コンクリート製品は、前年より発注が減少し、販売単価の下落が大きい。砕石は、全体的に厳しい状況。 |
機械・金属
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日中関係悪化の影響で、受注量が減少し操業に影響。自動車関連は、先行きを不安視。富士重工関連は好調を維持、ホンダ、日産系の生産は落ち込んでいる。また、取引先等の東南アジアへの生産移管や欧米を主とした販路拡大に伴い、中小企業へのISO等の取得要請が高まり、取得・更新費用の負担増を懸念。加えて、金融円滑法終了後の影響を憂慮。 |
その他
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製材は、昨年並みの荷動きで販売単価上昇の兆しなし。紙加工業は、売上高が前年比5%〜10%マイナス。食品関連、国内販売向け自動車関連は堅調。輸出関連、家電品関連は低調。印刷業は、全体的に厳しく、小規模事業所は、小物・少量印刷を受注して乗り切っている状況。 |
非製造業
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卸売業
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高崎問屋街は、小売店舗の出店希望が増加傾向。椛セ田国際貨物ターミナルは、中国向けの荷物が減少。農産物卸は、野菜・果物の取引が低調・安値安定で推移。放射性セシウムの検出で、野生きのこ類の出荷制限が実施された。水産物卸は前年比4.5%の売上減少。 |
小売業
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家電小売店は、洗濯機・冷蔵庫等の白物家電が堅調に推移。一部で太陽光パネルの販売好調。中古車オークションは、新車販売減によるタマ不足が続き、成約率はやや低下。ガソリンの需要は横ばい傾向。化粧品小売店は、売上に持ち直しが見られる。商店街は、各地でイベントが実施され人出はあったが、売上には結びつかない状況。 |
サービス業
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温泉旅館は、落込み傾向の中、一部で団体客に回復の兆し。四万温泉では、日帰客が増加傾向。不動産取引は、利根沼田地域の取引が増加傾向で、みなかみ町のリゾートマンションが安値で売行き好調。消費税増税前の駆け込み需要も。ビルメンは、値引要請・契約打切りの状況も散見。 |
建設業
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総合工事業は、公共投資の削減、民間需要の停滞が続く。電気工事業は受注が少ない状況が依然続く。塗装工事業は、消費税増税前の改修工事が多い。鉄構は、年内は繁忙の様子で、単価は僅かに改善。
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運輸業
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全体的に荷動きは低調で、中国への輸出入の荷動きも低下。また、最近では、運転手募集するも希望者が少ない状況。軽油価格は依然高止まり。小口輸送は、食料品関係が昨年並みの中、スポット輸送で売上微増。
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