景況天気図 |
概況 |
全体 |
8月 |
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全体的に、7月と同様な状況が続く中、公共工事の低迷により、窯業・土石製品が低迷。需要減に加えて猛暑の影響で、食料品・卸売・小売業で悪化傾向がみられた。価格低下傾向の中、電気料金、軽油等の値上りが経営を圧迫し、好転の兆しがみえない状況が続いている。
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製造業
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食料品
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パン・菓子は先月同様、猛暑の影響もあり売上減少傾向。富岡地域の菓子小売店は、観光客の増加に伴い売上増加。生麺は低迷し乾麺が順調に推移する中、販売単価の下押し圧力は従来に増して強くなっている。酒造は、昨年実績を上回り、中でも吟醸酒、生酒、生貯蔵酒が好調。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、秋物の出荷が昨年より好調に推移。輸出向けは苦戦。和装関係は、9月の催事に向けた動きが活発化。伊勢崎織物は閑散期のため委託販売が中心。繊維製品は、仕事量が減る中、小ロット物が増え苦戦。ニットは、秋物が機種によってはフル稼働の状況。 |
窯業・土石製品
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生コンの出荷量は、全体として前年度並みに推移しているが先行き不透明。コンクリートブロックは、好天に恵まれ出荷量は昨年並み。コンクリート製品は、公共工事の発注が低下、特に県の発注が少ない。砕石は、依然として在庫量が増加する中、吾妻地域は防災工事関連が増加見込み。 |
機械・金属
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先行き不透明感の中、電気料金の更なる値上げが経営を圧迫。一方で、夏季休暇を減らし残業時間を増やす企業も散見。富士重工業関連企業は、依然、生産フル稼働状態が続き、臨時社員募集する企業も散見。電機は、大手電機メーカーの方針転換や海外生産移管の影響を受け、今後、生産量・売上の減少が不可避。プラスチック金型は、受注減により売上減少。 |
その他
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製材の荷動きは前年度並みに推移。紙加工品は、食品関連・国内販売向け自動車関連は堅調で、輸出関連・家電品関連は低調。印刷業は、高品質、特殊印刷等に特化した事業所は増収増益だが、小規模業者は受注が激減。また、原材料及び関連業者の統廃合もみられる。 |
非製造業
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卸売業
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需要停滞により、小売店、小型(地域)スーパーの閉店で厳しさを増す。復興需要に伴う建材不足を不安視。機械器具卸売業は売上増加するも販売価格は低下傾向。農産物卸は、猛暑日続きで消費減退。桃、西瓜は高値安定。水産物卸は猛暑と食中毒の危険性で鮮魚が敬遠され売上減少。 |
小売業
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家電小売店は、エアコン・白物家電が堅調に推移するが価格は低下。ガソリンの販売価格は上昇傾向の中、上旬は販売量が増加、下旬は需要減少。化粧品小売は、夏向けのサプリメントの販売好調。商店街は、猛暑の影響で客足が極端に減少し売上低迷。夏物商品も期待した程売れず。 |
サービス業
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温泉旅館は、全体的に昨年より入込客の落ち込みが見られ、日帰り客も減少傾向。ビルメンテナンスは、猛暑が続き、電気代、水道料金が上昇。顧客によるコスト削減意識が高まり、ビル管理維持費の値下げ要請が強まっている。 |
建設業
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総合工事業は、民間需要の停滞傾向に加え、公共工事も減少傾向。塗装工事業は、夏休み中の学校の改修工事の受注がみられる。鉄構は、耐震補強・食品工場関連などの受注で仕事量は増加しているが先行き不透明。価格の回復傾向もみられるが、適正価格には届かない状況。 |
運輸業
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猛暑が続き、飲料水関係の荷動き好調。自動車関係部品の輸送も好調だが、一部企業で海外調達の影響で仕事量が減り荷動きの減少も見られる。軽油価格は値上りし収益悪化。小口輸送は、猛暑の中、食料品関連の依頼に対して、対応できる冷蔵車が足らず売上増に結びつかず。
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