景況天気図 |
概況 |
全体 |
5月 |
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はっきりとした明るい兆しは見えず、業種間で景況感にバラツキも見られ、業況は、一進一退の厳しい状況にある。こうした中、今後の節電需要等への期待感が見受けられる一方で、更なる消費の冷え込みも懸念。
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製造業
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食料品
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パンは7月から小麦粉の販売価格が下がる見込みだが、販売価格への影響は不透明。菓子は、景況悪化の影響で昨年よりやや悪い状況。製麺は、生麺・乾麺とも売上減少傾向が続く。酒造は、前年並みで推移。 |
繊維・同製品
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婦人服地は、秋物生産が最盛期を迎え好転。輸出向けは苦戦。浴衣関連は一昨年並み。伊勢崎織物は、新規問合せの取引条件等が厳しい。繊維製品は、例年より悪化傾向。ニットは、夏物が少しずつ動きだしている。 |
窯業・土石製品
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生コンの出荷量は、公共工事の前倒し発注で昨年度を上回る。コンクリートブロックは、3月、4月の販売減少分が5月にずれ込み微増。コンクリート製品は、ダンピング傾向。砕石は、上信バイパス(渋川市金島〜東吾妻町箱島間)工事の進捗に期待。 |
機械・金属
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鍍金は、価格競争が厳しい。自動車関連は順調に推移する中、原材料・電気料金の高騰や欧州経済の行方を不安視。昨年のタイ洪水の影響も依然みられる。パナニック関連は、夏以降、一部製品の中国生産移行を不安視。組合による新たな生産拠点、購入ルートの開拓も検討課題。 |
その他
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製材は、設備操業度が増加し、荷動きはあるが単価下落で厳しい。紙加工品は、食品関連は堅調継続。国内販売向け自動車関連は増加、家電品関連は低調。印刷業は、原材料の値崩れがみられる一方、紙の仕入では、資金捻出力の差による影響がみられる。 |
非製造業
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卸売業
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仕入単価上昇、販売価格低下、商品在庫増加、人員過剰、代金回収の長期化傾向。食品関連は増加傾向。繊維関連は低迷。海外貨物の取扱は料金低下で売上高減少傾向。農産物卸は、蔬菜類が前年比売上増。水産物卸は厳しい状況が続いている。 |
小売業
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家電小売店は、節電対応の工事分野への取組みが始まる。中古車オークションは、成約率はやや低めで推移。ガソリンは、需要低迷により先行値下げのスタンドも散見。商店街は、消費低迷の中、電気料金値上げ等で更なる消費の冷え込みを懸念。化粧品は、消費が停滞し売上は横ばい。 |
サービス業
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伊香保温泉は、昨年より入込は良いが廃業もあった。草津温泉は、団体客が戻り、入込は良好。自動車整備需要は、売上・収益とも前年並みに推移。ビルメンテナンスは、連休で現場作業員の人件費負担が減るため、利益が確保できる事業所もみられた。 |
建設業
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総合工事業は、本格的な復興事業の影響で、今後、技術労働者不足や資材の高騰を懸念。電気工事業は、公共工事、LED照明器具取替工事等の発注に期待。塗装工事は、省エネのための遮熱塗装の見積り依頼が増加し、今後に期待。 |
運輸業
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自動車関係は、サプライプライチェーンの正常化、販売好調等により好転。GWで稼働日が減り荷動きは月末に集中。軽油価格は若干値下げしたが依然高止り傾向。小口輸送も、自動車関連輸送が忙しく売上増。
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