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U 調査結果の概要
1.全体の概況
売上高と収益性を合せたDI平均値(前年同期比)については▲3.2となり、前回調査(26年1-3月期)の2.9から6.1ポイント下降している。来期見通しにおいては、0.2ポイント上昇して▲3.0となる見通しになっている。
売上高DI(前年同期比)については2.4となり、前回調査の11.7から9.3ポイント下降している。来期見通しにおいては、0.5ポイント下降して1.9となる見通しになっている。
収益性DI(前年同期比)については▲8.8となり、前回調査の▲5.9から2.9ポイント下降している。来期見通しにおいては、1.0ポイント上昇して▲7.8となる見通しになっている。
業況DI(前年同期比)については▲2.4となり、前回調査の0.0から2.4ポイント下降している。来期見通しにおいては、0.4ポイント上昇して▲2.0となる見通しになっている。前期比では、「好転」したとする企業が20.0%、「悪化」したとする企業が22.6%で、DIは▲2.6となり、前回調査の▲8.2より5.6ポイント上昇している。同じく前期比での業況見通しは、「好転」するとした企業が16.5%、「悪化」するとした企業が15.5%で、DIは1.0となる見通しになっている。
原材料価格DI(前期比)については27.0となり、前回調査の24.9から2.1ポイント上昇している。販売価格DIについては0.5となり、前回調査の2.5から2.0ポイント下降している。資金繰りDI(前期比)については▲7.4となり、前回調査の▲9.9から2.5ポイント上昇している。金融機関の態度DI(前期比)については▲0.5となり、前回調査の▲2.0から1.5ポイント上昇し緩和している。
設備投資実施率については25.9%となり、前回調査より1.7ポイント下降している。業種別で最も高い実施率となったのは、「金属・同製品」の37.8%で、目的別では、「増産」が33.3%、次いで「品質向上」が28.6%、「省エネ」が11.9%、「コスト低減」が9.5%となっている。
設備操業率については、前期比で「上昇」したとする企業が12.4%、「下降」したとする企業が23.1%で、DIについては▲10.7となり、前回調査の▲0.6から10.1ポイント下降している。
全体の景況天気図は前回同様「曇」が続いており、来期見通しにおいても「曇」が続く見通しとなっている。
業種別に見ると、「繊維・同製品」は▲4.2と前回調査の「小雨」から「曇」へ、「紙・加工品」は7.0と前回調査の「小雨」から「曇」へと回復している。反面、「食料品」は▲10.6と前回調査の「曇」から「小雨」へ、「木材・木製品」は▲22.2と前回調査の「薄日」から「小雨」へ、「窯業・土石製品」は2.9と前回調査の「薄日」から「曇」へ、「機械・機器」は6.5と前回調査の「薄日」から「曇」へと悪化。「金属・同製品」は▲14.5と前回調査同様「小雨」となっている。「プラスチック製品」は10.0と前回調査同様唯一の「薄日」となっている。
来期見通しにおいては、天気図による変化は見られず、「プラスチック製品」が「薄日」、「繊維・同製品」、「紙・加工品」、「窯業・土石製品」、「機械・機器」が「曇」、「食料品」、「木材・木製品」、「金属・同製品」が「小雨」の見通しとなっている。
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