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U 調査結果の概要
1.全体の概況
売上高と収益性を合せたDI平均値(前年同期比)については▲16.2となり、前回調査(25年4-6月期)の▲19.4から3.2ポイント上昇している。来期見通しにおいては、17.9ポイント上昇して1.7となる見通しになっている。
売上高DI(前年同期比)については▲14.8となり、前回調査の▲11.8から3.0ポイント下降している。来期見通しにおいては、19.2ポイント上昇して4.4となる見通しになっている。
収益性DI(前年同期比)については▲17.6となり、前回調査の▲27.0から9.4ポイント上昇している。来期見通しにおいては、16.6ポイント上昇して▲1.0となる見通しになっている。
業況(前年同期比)については、「好転」したとする企業は12.6%、「悪化」したとする企業は24.6%で、DIは▲12.0となり、前回調査の▲19.2から7.2ポイント上昇している。来期見通しのDIは、14.5ポイント上昇して2.5となる見通しになっている。前期比では、「好転」したとする企業が12.2%、「悪化」したとする企業が20.4%で、DIは▲8.2となり、前回調査の▲14.0より5.8ポイント上昇している。同じく前期比での業況見通しは、「好転」するとした企業が17.1%、「悪化」するとした企業が13.6%で、DIは11.7ポイント上昇して3.5となる見通しになっている。
原材料価格DI(前期比)については22.0となり、前回調査の27.9から5.9ポイント下降している。販売価格DI(前期比)については▲4.0となり、前回調査の▲7.9から3.9ポイント上昇している。資金繰りDI(前期比)については▲11.1となり、前回調査の▲10.2から0.9ポイント下降し悪化している。金融機関の態度DI(前期比)については▲4.6となり、前回調査の▲0.5から4.1ポイント下降しやや硬化している。
設備投資実施率については26.9%となり、前回調査より1.1ポイント上昇している。業種別で最も高い実施率となったのは、「プラスチック製品」の50.0%で、目的別では、「品質向上」が29.5%、次いで「増産」が22.7%、「コスト低減」が18.2%、「省エネ」が11.4%となっている。
設備操業率については、前期比で「上昇」したとする企業が12.0%、「下降」したとする企業が18.6%で、DIについては▲6.6となり、前回調査の▲5.6から1.0ポイント下降している。
全体の景況天気図は前回同様「小雨」が続いているが、来期見通しにおいては「曇」に転じる見通しとなっている。
業種別に見ると、「窯業・土石製品」は10.0と前回同様「曇」、「プラスチック製品」は8.3と前回調査の「小雨」から「曇」へ、「金属・同製品」は▲9.9と前回同様「小雨」、「機械・機器」は▲12.1と前回同様「小雨」、「紙・加工品」は▲23.3と前回調査の「曇」から「小雨」へ、「食料品」は▲32.3と前回同様「雨」、「繊維・同製品」は▲40.3と前回調査の「小雨」から「雨」へ、「木材・木製品」は▲50.0と前回調査の「小雨」から「雨」となっている。
来期見通しにおいては、「紙・加工品」、「プラスチック製品」、「窯業・土石製品」、「食料品」が「薄日」域、「金属・同製品」、「機械・機器」が「曇」域、「木材・木製品」、「繊維・同製品」が「小雨」域の見通しとなっている。
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