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調査報告


情報連絡員だより


平成24年6月の報告 〜 景気回復感乏しい状況続く 〜


景況天気図 概況
全体
6月
曇り
製造業にやや明るさが見られる業種もあるが、長期的な仕事量の確保を不安視。また、原材料・燃料価格高騰に若干落ち着きが見られる。全般的に先行きに対する不安要因の高まりで消費マインドの低迷を懸念。
製造業


曇り

食料品
小雨

パンは天候不順の影響等により外出が減り売上減少。菓子は、前年並みに推移。製麺は、市販・業務用共に価格競争の熾烈さが続く。スーパー等PB商品との競合大。お中元需要と夏場商材に期待。酒造は、純米酒を中心に特定名称酒が好調。

繊維・同製品
薄日

婦人服地は、秋物の生産が順調に推移。輸出向けは苦戦。和装関係は、浴衣関連に一部忙しさが見られるが、全体的には厳しい。伊勢崎織物は、工賃等の値上がりで、一部商品に販売価格の上昇がみられる。繊維製品は、春物の売上が伸びず、追加注文が少ない状況で、例年より悪い。

窯業・土石製品
小雨

生コンの出荷量は、県中央・東毛地域が民需低迷により大幅減。コンクリートブロックは、昨年の復興需要の反動で売上減少。東北を除き、関東地区の需要は低調。コンクリート製品は、仕事量の落ち込みが大変厳しい。砕石は、吾妻地域の国直轄工事や県関係工事の復調がみられる。

機械・金属
薄日

大手企業の海外移転の加速化に伴い、仕事量の確保、価格競争、収益悪化を不安視。海外生産シフトを見据えた工場建設・増築の動きも見受けられる。自動車関連は順調に推移、電気電子関連は悪化傾向。家電メーカー関連企業は、生産量が増加するも、秋以降の生産減少を危惧。プラスチック金型は、月後半より受注量の増加が見られるが先行き不安視。

その他
曇り

製材は、販売単価の低下に伴い収益悪化。紙加工品は、食品関連・自動車関連は引き続き堅調で、輸出関連・家電品関連は低調。印刷業は、やや受注増であるが、不況感は強く、人員削減が常態化。資金繰りに苦慮。原材料の紙の市況において10%前後値下がりがみられる。
非製造業


小雨

卸売業
小雨

需要停滞により依然、売上減少続く。国産品の食品原料不足で輸入物に依存傾向。電子機器関連、自動車関連は好調。農産物卸は、野菜・果物の取引が低調。地場野菜の中に基準値を超えた放射性物質が検出され、風評被害の再発を懸念。水産物卸は売上減少の厳しい状況が続く。

小売業
小雨

家電小売店は、薄型テレビの買替え需要の激減・販売価格低下で業況悪化。五輪商戦は盛り上がりに欠ける。中古車オークションの成約率は低水準で推移。ガソリンの販売価格が値下りする中、需要低迷で売上高減少。商店街は、消費者の消費マインドが慎重で売上低迷。

サービス業
曇り

四万温泉は、総体的には昨年並み。伊香保温泉は、昨年比では若干入込減少。草津温泉は、昨年より入込増加し、落ち込んでいた料金も多少回復傾向にあるが、厳しさは続いている。ビルメンテナンスは、現場は順調に動き始めているが、昨年からの悪景況を引きずり続けている感じ。

建設業
小雨

総合工事業は、民間需要の停滞傾向が続く。電気工事業は、公共工事の発注、LED照明器具取替工事等の発注に期待している状況。塗装工事は、遮熱塗装の依頼が増加。材料、塗料の価格が若干落ち着いてきた。

運輸業
小雨

自動車関係は好調だか、今後の減産による影響を不安視。飲料関係は本格的な出荷を控え微増。軽油価格は高止まりの中、やや値下げとなり若干安心感。東北方面向けの出荷は活発。小口輸送は、自動車関連輸送が好調で、昨年並みの売上を確保。

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